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インフォグラフィックとは?効果と作り方のコツ

  • デザイン

  • UIUX

作成日 :

2024/8/18 05:26

更新日 :

2026/3/8 17:33

文章だけで伝えるのが難しい情報ほど、「見た瞬間にわかる」設計が効きます。
インフォグラフィックは、情報を“読ませる”のではなく“理解させる”ための表現手法です。

この記事では、インフォグラフィックの定義・効果・向いている用途・作り方の手順・失敗パターンまでを、実務目線でまとめます。テンプレに当てはめるだけで終わらせず、「なぜその形が伝わるのか」まで踏み込みます。

目次

インフォグラフィックとは

インフォグラフィック(infographic)とは、あるテーマに関する情報・データ・概念を整理し、図・グラフ・アイコン・文字のレイアウトで“視覚的に理解できる形”に変換したコンテンツです。

ポイントは「画像にすること」ではなく、「情報構造を再設計すること」。
文章や表に散らばっている要素を、見る人が迷わない順序に並べ替え、重要度の差を付け、ストーリーとして一枚に圧縮します。

つまりインフォグラフィックは、デザイン制作物というより編集設計+情報設計+視覚表現の合成物です。だから、見た目だけ整っていても、情報の筋が通っていないと一気に弱くなります。

インフォグラフィックが強い理由

1. 情報量が多くても、一瞬で「全体像」が掴める

文章は基本的に直線(上から下)でしか読めません。一方、インフォグラフィックは面で理解できます。視線が「重要→補足→結論」の順に誘導されるため、読む負荷が大きく下がります。
特に、比較・ランキング・推移・割合・構造などは、文章で説明するほど面倒になり、読者も離脱しがち。ここを一枚で処理できるのが強みです。

2. “どこが重要か”を指定できる

文章は、読者が重要箇所を自分で見つける必要があります。インフォグラフィックは逆で、作り手側が重要箇所を指定できます。

  • 大きい数字

  • 強いコントラスト

  • 目立つアクセントカラー

  • 空白(余白)で囲う

  • アイコンで意味を固定する

こうした「視覚の優先順位」を仕込むことで、読む順番がほぼ自動化されます。

3. 記憶に残りやすい

テキストは流し読みされますが、ビジュアルは“形”で残ります。SNSやスライド、社内共有資料などで再利用されやすく、引用・転載・保存が起きやすいのも特徴です。
「読んだ」ではなく「見た」が残る。これが、インフォグラフィックがマーケ・広報・採用・教育の文脈で強い理由です。

インフォグラフィックが向いているテーマ

インフォグラフィックは万能ではありません。向いているのは次のタイプです。

  • 比較:AとBの違い、機能比較、費用比較、メリデメ

  • 推移:時系列変化、成長率、トレンドの移り変わり

  • 構造:仕組み、プロセス、フロー、因果関係

  • 分類:タイプ分け、カテゴリ整理、マッピング

  • 要約:長文記事のダイジェスト、調査結果の要点まとめ

  • 数値:割合、ランキング、分布、地域差

逆に、微妙なニュアンスの説明や、論理の積み上げが主役の内容(思想・哲学・複雑な条件分岐)は、インフォグラフィックにすると誤解を生みやすい。「単純化しても壊れない情報か?」が見極めポイントです。

インフォグラフィック制作の難しさ

よくある誤解は、「デザインが上手い人なら作れる」というものです。
実際は、デザインより前の工程が8割です。

  • そもそも何を結論にするのか

  • どのデータを採用し、どれを捨てるのか

  • 読者は何を知りたいのか

  • どの順番で見せると納得するのか

ここが整理できていない状態で作り始めると、ほぼ確実に「それっぽいけど何も伝わらない一枚」になります。

インフォグラフィックの作り方

ここからは、実際の制作手順を“崩れない順番”で並べます。
順番を守るほど、後戻りが減ります。

Step1:目的と読者を決める

まず決めるのはデザインではなく、ゴールです。

  • 誰に見せる?(初心者/業界人/社内/顧客)

  • 見た人に何をしてほしい?(理解/納得/意思決定/保存/共有)

  • 一番伝えたい結論は何?(一文で言える状態)

これが曖昧だと、情報が盛れ続けて終わります。

Step2:情報を集める

情報収集は必要ですが、集めすぎると編集が地獄になります。
ここで意識したいのは「材料を揃える」ではなく「結論を支える根拠を揃える」こと。

  • 一次情報(調査、統計、論文、公式発表)を優先

  • 数値の出典は必ずメモ(後で載せる)

  • 古いデータは使わない(年がズレると説得力が落ちる)

Step3:情報を整理し、載せるパーツを決める

次に、情報を「パーツ化」します。
インフォグラフィックは、最終的にいくつかのブロックの集合体になります。

例)

  • 見出し(結論)

  • サマリー(重要数字3つ)

  • グラフ(推移)

  • 比較表(A/B)

  • 補足(条件、定義)

  • 出典

ここで、「読む順番」も一緒に決めるのが重要です。読者の視線が迷うのは、デザインが下手だからではなく、順番が決まっていないからです。

Step4:強調するポイントを決める(ここが勝負)

インフォグラフィックは“全部伝えたい”をやると崩れてしまいがちです。強調ポイントは基本的に、次のどれかに絞ると良いです。

  • 一番大きい数字(インパクト)

  • 結論に直結する比較(納得)

  • 意外性のある発見(拡散)

  • 行動につながる示唆(意思決定)

「この一枚を見て、何を覚えて帰ってほしいか」を決めてからデザインに入ります。

Step5:カラー設計(少なめが正解)

色が多いと“にぎやか”ではなく“散らばっている”という印象になります。基本は以下で足ります。

  • テーマカラー:全体のトーン(1色)

  • サブカラー:補助(1色)

  • アクセント:強調(1色)

  • グレー:本文や補足(濃淡で管理)

強調を成立させたいなら、色数は絞った方がベター。アクセントが効くのは、周りが抑えられているからです。

Step6:レイアウト(まずはワイヤーで組む)

いきなり装飾に入らず、まずは“箱”で組みます。

  • タイトル領域

  • 要点領域(数字や結論)

  • 図表領域

  • 補足領域(注釈・出典)

この段階で、視線誘導が成立しているか確認します。装飾は後からいくらでも足せますが、順番の設計は後から直しづらくなります。

Step7:パーツをデザインして組み上げる

最後に、各パーツを整えます。

  • グラフの線や目盛りは最小限

  • アイコンは意味を増やすために使う(飾りにしない)

  • 余白で区切る(枠線を増やさない)

  • 文字量を増やすなら、段落ではなく“短い塊”で

ここまで来たら、全体を通して「伝えたい1点」が勝っているかをチェックして完成です。

失敗しがちなパターン

パターン1:情報が多すぎて、結局読ませている

インフォグラフィックなのに文字が多いケース。それは「画像化された長文」です。

→ 対処:文章を削るのではなく、結論を絞る

パターン2:装飾が目的化している

グラデーション、影、謎のイラスト、過剰なアイコン。見た目は派手でも、情報の優先順位が壊れます。

→ 対処:装飾を足す前に、強調ポイントが成立しているかを見る。

パターン3:グラフの種類が情報に合っていない

円グラフ乱用、棒グラフで時系列、など。適切なグラフ選定ができないと誤解が生まれます。

→ 対処:

  • 比率=円(ただし項目は少なく)

  • 比較=棒

  • 推移=折れ線

  • 分布=ヒストグラム/散布図

  • 構造=ツリー/フロー

パターン4:出典がなく信頼を失う

数字が強いコンテンツほど、出典がないと一気に怪しく見えます。「それ誰が言ってるの?」で止まってしまいます。

→ 対処:小さくてもいいので出典を必ず載せる

使える制作Tips

  • 数字は“単位”まで含めてセットで見せる(%、人、円、年)

  • 同じ意味の要素は同じ見た目に統一(アイコンや色のルール)

  • 強調は1エリアに集中させる(散ると弱くなる)

  • 余白は情報の一部(詰め込むほど読めない)

  • スマホで読めるかを先に想定(縦長1カラムが無難)

インフォグラフィックの種類(抜粋)

ピクトグラム

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0#

グラフ

https://go.sbisec.co.jp/cp/cp_6million_20210420.html

地図

https://rp-tj.blogspot.com/2020/02/yamanoteline-map.html

まとめ:インフォグラフィックは「デザイン」より「編集」で決まる

インフォグラフィックの価値は、情報を綺麗に並べることではありません。情報を“理解される形に変換”することです。

  • 目的を決める

  • 情報を集める

  • 取捨選択して順番を作る

  • 強調ポイントを定める

  • 色とレイアウトで視線誘導する

この順番を守れば、テンプレに頼りすぎず、伝わる一枚が作れます。

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会社概要

社名

株式会社FAKE

住所

〒150-6090 東京都渋谷区恵比寿4丁目20-4 Portal Ebisu H1

代表取締役

高橋 才将

設立

2020年1月

事業

DXコンサル、新規事業コンサル、システム開発、UIUXデザイン