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新規事業支援に強いデザイン会社6選 選び方と活用戦略を現役デザイナーが解説

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作成日 :

2025/10/24 08:52

更新日 :

2026/5/21 08:41

当記事では「新規事業支援に強い東京のデザイン会社6選」と「デザイン外注時に参考にすべき選び方と活用戦略」までご紹介します。

新しい事業を立ち上げる。それは、企業の未来を左右する、とてもエキサイティングで重要なミッションですよね。しかし、アイデアはあっても、「どうやってユーザーの心をつかむプロダクトにするか」「どうすれば市場で成功できるか」という不確実性は常につきまといます。

そこで今、多くのコンサルファームや事業会社の担当者、そして経営者の方々が注目しているのが、「デザイン会社」の存在です。ここで言うデザイン会社は、単にロゴやWebサイトをかっこよくする制作会社ではありません。事業戦略そのものを、ユーザー視点から設計し、成功へと導く「ビジネスパートナー」です。

この記事では、現役デザイナーの視点から、新規事業支援に強いデザイン会社の役割を深掘りし、特に日本のビジネスの中心地である東京に拠点を置く注目の6社をご紹介します。
そして、貴社のプロジェクトに最適なパートナーを見つけ、その技術力と実績を最大限に活用するための選定ポイントと戦略を徹底的に解説します。

目次

新規事業におけるデザイン会社の役割

デザイン会社が新規事業において果たす役割は、想像以上に広範で、戦略的です。彼らは事業の「成功確度」を高めるために、初期の構想段階から深く関与します。

デザイン会社の関与領域

新規事業の立ち上げは、アイデアだけでは実現しません。市場調査、ビジネスモデルの構築、プロダクト開発、そしてブランドの確立など、多岐にわたる専門知識が必要です。デザイン会社は、これらの領域を「ユーザーエクスペリエンス(UX)」という軸でつなぎます。

デザイン会社が関わる主な領域は、主に以下の4つです。

  1. アイデア創出とUXリサーチ: ユーザーインタビューや行動観察を通じて、まだ誰も気づいていない潜在的な課題(インサイト)を発見し、事業アイデアの種を生み出すお手伝いをします。

  2. UI/UX設計とプロトタイピング: 見つけた課題を解決するためのサービス設計図(UX設計)を描き、実際にユーザーが触れる画面(UI設計)を作成します。MVP(実用最小限のプロダクト)のプロトタイプを素早く作成し、アイデアの検証を行います。

  3. ブランド構築: プロダクトを通じてユーザーにどのような体験を提供し、どのようなイメージを持ってもらいたいかというブランド戦略をデザイン視点から構築し、視覚的な一貫性を確立します。

  4. グロース支援: リリース後も、データ分析に基づいた改善サイクル(PDCA)を回し、事業成長のための伴走支援を行います。

このように、デザイン会社は、事業を「企画」から「実現」、そして「成長」させるまで、一気通貫でサポートする重要な役割を担います。

東京に拠点を持つ企業の強み

数あるデザイン会社の中でも、東京に拠点を置く企業には特別な強みがあります。

東京は日本の経済の中心であり、金融、IT、製造業など、あらゆる業界の大手企業が集積しています。そのため、東京のデザイン会社は、複雑で難易度の高い大規模プロジェクトや、多様な業界の特性を踏まえた案件に数多く対応してきた実績を持っています。

また、優秀なデザイナー、エンジニア、リサーチャーといったプロフェッショナルな人材が多く集まり、デザイン思考、AI、IoTといった最先端の技術や手法に関する知見が豊富です。この豊富なリソースを、貴社の新規事業に活用することができます。

さらに、新規事業の立ち上げにおいて、アイデアを出し合うワークショップや密なコミュニケーションは不可欠です。東京圏内であれば、対面での連携がスムーズに進み、スピード感のある「共創体制」を築きやすいというメリットがあります。

フェーズ別支援スタイル

新規事業支援において、デザイン会社は事業のフェーズに応じて、その関与の仕方を変えます。最適なパートナーを選ぶためには、自社のフェーズに合ったスタイルを持つ会社を選ぶことが重要です。

まず、事業の0から1を生み出す「構想・検証段階」では、共創・仮説検証型のスタイルを取ります。デザイン会社の主な役割は、ユーザーの潜在ニーズを発見し、アイデアを迅速にプロトタイプ化すること。事業コンセプトの妥当性を検証し、MVP(実用最小限のプロダクト)の設計を行います。

次に、1からNへと拡大させる「成長・拡大段階」では、グロース・改善支援型へとスタイルが変わります。この段階では、ユーザーデータに基づき、UI/UXの改善サイクル(PDCA)を回すことが中心になります。コンバージョン率(CVR)向上や離脱率低下など、事業KPIに直結する施策を立案・実行します。

そして、最終的には内製化・自走支援を目指し、組織・文化浸透型のサポートが行われます。デザイン思考のワークショップ開催や社内デザイナーの育成、デザインシステムの構築など、クライアント組織が自立してUXを推進できるための仕組み作りを支援してくれます。

新規事業支援に強い東京のデザイン会社6選

ここでは、新規事業支援において特に強みを持つ、東京に拠点を置く注目のデザイン会社6社をご紹介します。

FAKE Inc.

戦略設計からUI/UX構築まで一気通貫で支援することを得意としています。特に、ブランド視点を踏まえたマーケティング伴走に強みを持ち、単なるプロダクト開発にとどまらない、ブランド全体の体験設計に貢献します。

えそら合同会社(esaura)

UXデザインを軸に新規事業支援を行う専門家集団です。リサーチから仮説検証、UI設計まで一気通貫で支援し、特に事業の初期フェーズでの深いユーザーインサイトの掘り起こしに定評があります。

グッドパッチ(Goodpatch)

国内外の大手企業に多数の新規事業支援実績を持ち、デザイン経営の視点から戦略設計、UX設計、ブランド構築まで網羅的に提供します。デザイン思考を組織に浸透させる支援も得意としています。

NEWh

新規事業やサービス開発に特化したデザインスタジオです。「考える×つくる」を融合した独自の共創スタイルを持ち、スピード感のあるアイデア具現化と、事業に直結するデザインを得意とします。

root Inc.

事業立ち上げフェーズから成長期まで粘り強く伴走するデザインパートナーです。戦略・UX・ブランド設計を統合した支援を提供し、プロダクトの本質的な価値をユーザーに届けることに注力しています。

HAKUHODO DESIGN

デザインと経営を統合し、新規事業開発や組織設計における包括的支援を行う博報堂系の会社です。社会的な視点ブランドコミュニケーションの知見を活かした、大規模なデザインプロジェクトに強みを持っています。

デザイン会社選定のチェックポイント

最適なパートナーを選ぶためには、自社の課題と照らし合わせながら、デザイン会社のどこをチェックすべきかという明確な基準を持つことが大切です。

実績と領域の適合性

デザイン会社の技術力と成功確度を測る上で、実績の確認は不可欠です。単に「有名企業の案件に携わった」というだけでなく、以下の点を深掘りしましょう。

  • 新規事業支援の実績: 既存サービスの改善ではなく、「0→1」の新規事業立ち上げをどのように支援し、成功に導いたかの事例があるかを確認しましょう。

  • 自社事業に近い領域での事例: BtoB(業務システム)やBtoC(コンシューマー向けアプリ)など、自社が開発しようとしているプロダクトの性質や業界に近い実績があるかどうかが重要です。

  • KPI達成への貢献度: デザインが単なる見た目の向上にとどまらず、「コンバージョン率が○%向上した」「ユーザーの継続率が○%改善した」など、具体的な事業KPIにどのように貢献したかを明確に示せるかを問いかけましょう。

提案力と方法論

デザインコンサルティングの真価は、その思考法と提案の質にあります。

  • 使用する手法の明確さ: デザイン思考、リーンUX、アジャイルUXなどのフレームワークを単なるバズワードとして使うのではなく、プロジェクトのどのフェーズで、どのように活用するのかを具体的に説明できるかを評価しましょう。

  • 実効性のある提案: クライアントの要望をただ聞くだけでなく、ユーザーリサーチに基づいた「なぜそうすべきか」という論理的な根拠をもって提案できるか。そして、その提案が技術的に実現可能であり、ビジネスとして成立するかというバランス感覚を持っているかも重要です。

  • 「問い」の設定: 漠然とした課題に対し、「本当に解決すべき課題は何ですか?」と本質的な問いを立て直し、事業の方向性を定める力があるかを確認しましょう。

技術力と実装能力

どれほど優れたUXデザインも、それが実現できなければ意味がありません。デザイン会社が持つ技術的な理解度と実装能力は、プロジェクトの成否を大きく左右します。

  • 技術的理解: 提案するデザインやプロトタイプが、将来的な開発でどのような技術的制約を受けるかを理解しているかを検証しましょう。

  • 開発体制との親和性: 貴社の開発チームがアジャイル開発かウォーターフォール開発か、また使用する技術スタック(開発言語やフレームワーク)に合わせた連携ができるかを確かめましょう。

  • デザインシステムの構築能力: プロダクトの成長を見据え、デザインのルールやコンポーネントを体系化した「デザインシステム」を構築し、開発効率を高める提案ができるかも重要なチェックポイントです。

継続支援体制

新規事業はリリースがゴールではありません。リリース後にユーザーのフィードバックを得て、継続的に改善していく必要があります。

  • グロースハック支援: リリース後のデータ分析、A/Bテストの実施、改善施策の立案など、事業KPIの成長にコミットする体制があるかを確認しましょう。

  • 内製化・組織浸透支援: プロジェクトを通じて、デザイン思考のノウハウを貴社組織に伝え、自走できる文化を育むためのワークショップやトレーニングを提供できるかをチェックしましょう。

  • 長期的なパートナーシップ: プロジェクトごとに単発で依頼するのではなく、中長期的な視点で、事業の成長を共に目指すパートナーとして信頼できるかを見極めることが大切です。

活用プロセスと導入時の注意点

最適なデザイン会社を選んだら、その技術力を最大限に引き出し、プロジェクトを成功させるための具体的なプロセスと、導入時の注意点を確認しておきましょう。

初期段階での伴走設計

新規事業の初期フェーズでは、「何を創るべきか」という問いが曖昧です。この段階でデザイン会社を最大限に活用しましょう。

  • キックオフワークショップ: 経営層、事業責任者、開発担当者、デザイナーが一堂に会し、事業の目的、ビジョン、初期仮説を共有するワークショップを実施し、認識のズレを防ぎましょう。

  • MVP設計とアイデアの早期検証: 完璧なプロダクトを目指すのではなく、最小限の機能(MVP)に絞り込み、それを素早くプロトタイプ化してユーザーに試してもらいましょう。これにより、アイデアの妥当性を低コストで早期に検証し、手戻りを防ぎます。

プロトタイピングとユーザーテスト

デザイン思考の中核をなすのが、「試作とテスト」の反復です。

  • 小規模な試作の反復: 紙のスケッチ(ペーパープロトタイプ)から、クリックできるモックアップまで、アイデアの解像度に合わせて素早く試作を行います。

  • 顧客フィードバックの迅速な取り入れ: 試作品を実際のターゲットユーザーに試してもらい、なぜそう感じたのか」「どこで迷ったのか」という定性的なフィードバックを深く掘り下げます。このフィードバックを基に、プロトタイプを迅速に改善するサイクルを回すことが、成功への鍵です。

社内外ステークホルダーの巻き込み

新規事業の成功には、社内外の多くの関係者(ステークホルダー)の理解と協力が不可欠です。デザイン会社は、この巻き込み役としても機能します。

  • 共通認識の醸成: ペルソナカスタマージャーニーマップといったUXデザインの成果物を共有することで、経営層、現場部門、外部パートナーが共通のユーザー像と課題認識を持つことができるようにしましょう。

  • 部門間の橋渡し: デザイナーが、ビジネス、技術、ユーザーという異なる視点を持つ部門の間に入り、それぞれの要望や制約を調整し、プロジェクトを円滑に進めるためのファシリテーションを行うよう依頼しましょう。

成果評価と改善サイクル

デザインの成果を「なんとなく良い」で終わらせず、事業KPIにつなげるための仕組みを作りましょう。

  • UX指標と事業KPIの組み合わせ: ユーザーの操作性や満足度を測るUX指標(例:タスク完了率、NPS)と、事業KPI(例:CVR、リピート率、売上)を組み合わせて成果を測定します。

  • 継続的な改善フレームワーク: リリース後もデータ分析を続け、「デザイン思考で課題を深掘りし、データで効果を検証する」というサイクルを回すことで、プロダクトを常に市場のニーズに合わせて進化させましょう。

まとめ

東京には、新規事業支援に強い、高い技術力と実績を持つデザイン会社が数多く存在します。彼らは単なるUIの制作業者ではなく、ビジネス戦略、UX設計、組織文化醸成を含めた総合的な伴走者です。

新規事業の成功確率を高めるためには、自社の事業フェーズや目的に最適なパートナーを選び、継続的な改善と価値共創の体制を築くことが何よりも重要です。

この記事でご紹介した選定ポイントと活用戦略を参考に、ぜひ貴社のプロジェクトに最高のパートナーをアサインし、成功を掴み取ってください。

株式会社FAKEでは、デザイン思考を活用した事業戦略策定から、グロース支援まで、新規事業の成功を一気通貫でサポートしています。パートナーシップにご興味がございましたら、お気軽にご相談ください。

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会社概要

社名

株式会社FAKE

住所

〒150-6090 東京都渋谷区恵比寿4丁目20-4 Portal Ebisu H1

代表取締役

高橋 才将

設立

2020年1月

事業

DXコンサル、新規事業コンサル、システム開発、UIUXデザイン